宇宙科学研究所
宇宙科学研究所は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)における事業実施組織の一つ。略称ISAS又は宇宙研。英文名称はInstitute of Space and Astronautical Science 。相模原キャンパス及び能代ロケット実験場に加えて、筑波宇宙センターを活動拠点とする。旧文部省宇宙科学研究所を前身とする。
小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)、同「はやぶさ2」(hayabusa2)及び小型月着陸実証機SLIMなどで知名度は高い。所在地の相模原”キャンパス”の名称にも現れているとおり、大学共同利用システムとして位置付けられ、大学との学術研究、大学院教育なども担う。
長らく、ISASと相模原キャンパスはほぼ同義語とされてきたが、近年では、深宇宙探査用地上局(GREAT)やX線分光撮像衛星(XRISM)の開発を筑波宇宙センターで行うなどの動きもみられている。
組織長は宇宙科学研究所長で、宇宙科学評議会の推薦に基づき、理事長が任命する。所長はJAXA理事を兼ねる。