防衛省・自衛隊とJAXAとの人材交流
2014年3月の国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と旧防衛省技術研究本部との包括連携協定の締結と、ほぼ時期を同じくして、防衛省・自衛隊とJAXAとの人的な交流が開始されたことが確認できる。JAXAが公知化したところによれば、2014年度にJAXA職員が防衛省に出向、翌年には防衛省職員がJAXAへ出向する形で、相互の人材交換がなされている。
さらに、2017年度からは、宇宙状況監視/宇宙状況把握(SSA)に関する技術協力の文脈において、航空自衛隊要員が、航空幕僚監部の経費負担の下、JAXAの追跡ネットワーク技術センターに派遣されている。航空幕僚監部が公表した文書及び画像によれば、「派遣要員」の服装は、「特に制服を着用しなければならない場合を除き、平服とする」とされており、他のJAXA職員同様に、スーツ又はそれに準ずる服装で勤務する姿が確認されている。