標準バス

 複数の衛星向けに量産される共通の衛星バス(機体)。衛星バスの標準仕様のこと。複数機で繰り返し再製造することから、バス設計の短縮化、衛星開発費の低減が実現できる。

 我が国においては、技術試験衛星8型「きく8号」(ETS-8)等による技術実証成果を発展させた三菱電機株式会社の静止衛星向け標準バスDS2000のほか、惑星分光観測衛星「ひさき」(SPRINT-A)の成果に基づく小型科学衛星向け標準バスSPRINTバス、またこれをもとにした地球周回衛星向けの標準バスであるNEXTARなどが、代表例として挙げられる。

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