ミッション定義フェーズ
「ミッション定義フェーズ」は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)におけるプロジェクトフェーズの一つ。プロジェクトライフサイクルの最上流に位置付けられる。
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ASTRO-H運用異常とその後の衛星喪失を契機とした、「プロジェクト業務改革」により、創設された「フロントローディング」(プロジェクトの事前検討)活動の一環。
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「プリプロジェクト候補」として、要素技術の実証を行い、リスクの早期把握に取り組む。プロジェクト業務改革により2017年に創設された後、2024年にはこのフェーズに対して「人的・資金的リソースの優先投資」を進め、システムレベルの成立性検討や、ハードウェアモデルの試作試験による検証の早期化を図る方針が示されている。
過去、温室効果ガス・水循環観測技術衛星「いぶきGW」(GOSAT-GW)プロジェクトや商業デブリ除去実証(CRD2)フェーズ2プロジェクトが、ミッション定義フェーズを通過していることが確認されている。
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